ジボダン社が、スイスにチューリッヒイノベーションセンターを開設―旗艦センターの新設により、技術革新のためのグローバルなエコシステムを強化
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協力、共創、イノベーションの実現に向け、1億2,000万スイスフランを投資
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300人が働く12,000平方メートルの作業環境は、LEED認証(ゴールド)に準拠
ジボダン ジャパン株式会社(東京都品川区、代表取締役社長:ピーター・ツィンク)は、フレグランスとフレーバー業界のリーディングカンパニー、ジボダン社(スイス)が新たな旗艦となるイノベーションセンターをスイスのカンプタールに正式に開設したと発表しました。同センターは、食品・飲料業界をはじめ美容、パーソナルケア、ホームケア業界向けに、差別化された持続可能なフレーバーや味わい、フレグランスのソリューションの創出に向けたグローバル規模の取り組みを加速するために設立されたものです。
同センターは、ジボダン社の研究開発投資としては過去最大規模となる1億2,000万スイスフランを投じて建設され、フレーバー、フレグランス、アクティブコスメティック原料、天然原料由来製品のソリューション等に関するジボダン社の幅広い専門知識を活かし、顧客やパートナー企業、スタートアップ企業との緊密な協同作業や共創を可能にする、技術革新のためのグローバルなエコシステムの一翼を担うものです。
ジボダン社CEOのジル・アンドリエは、次のように述べています。「新たな旗艦センターは、250年に及ぶ先駆者としての伝統の上に築かれた、ジボダン社に根付くイノベーション文化を示す最新の事例となります。ジボダン社の幅広い研究開発センターのネットワークに新たに加わったチューリッヒイノベーションセンターは、業界が直面する最も差し迫った課題に取り組むとともに、お客様に革新的な科学技術ソリューションを提供する上で重要な拠点となります」
床面積12,000平方メートルを超える規模の同センターは、従業員300人が共創、協力、イノベーションを導き出す拠点となるほか、スタートアップ企業のための施設およびラボ・キッチンスペースを統合した包括的な顧客体験を提供する場となります。科学技術チームは、化学、バイオテクノロジー、バイオ触媒、発酵、フレーバーデリバリー技術、知覚・応用科学等の分野における革新的な研究機能を活用することができます。また、同センターでは、知覚や消費者の嗜好を把握するための独自のツールや、高速プロトタイピング手法SPRINTといった調合や応用に関する機能も利用できます。こうした機能によって、新しいソリューションを生み出すプロセスが加速、効率化されるとともに、将来の消費トレンドに関する予測や計画立案が可能になります。
また、ジボダン社の持続可能性に向けたアプローチA Sense of Tomorrowの一環として、同センターは、世界で最も広く認知されている建物の環境性能評価システム、Leadership in Energy and Environmental Design(LEED)のゴールド認証をスイスで最初に取得した建物の一つとなりました。同センターは、水とエネルギーの消費量を削減することにより、環境効率と経済効率を最大45%向上させ、ユーザー志向の職場設計によって健康的で楽しく生産性の高い職場環境を促進します。
2019年6月14日には、スイスの教育・研究・イノベーション担当次官マルティナ・ヒラヤマ氏をはじめ、ジボダン社の経営幹部、顧客企業、パートナー企業、130人が出席して正式な開所式が開催されました。
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ジボダン社について
ジボダン社は、フレグランスとフレーバー業界のリーディングカンパニーです。食品・飲料・家庭用品・香水のメーカーなどと密に連携し、世界各地のお客様に喜んでいただける味と香りを開発しています。お客様の嗜好を把握したいという情熱と、革新的製品へのあくなき探求心を基に、フレグランスとフレーバー業界のリーディングカンパニーとして「engage your senses(あなたの感性を魅了する)」フレグランスとフレーバーを創り出してきました。2018年の売上高は55億スイスフランに上ります。ジボダン社はスイス本社のほかに、145を超える地域に拠点を構え、従業員も全世界で約13,600名を擁しています。日本市場には1920年代に参入し、1973年にはジボダン ジャパン株式会社を設立、幅広く日本で事業を展開しています。ジボダン社の詳細は、 https://jp.givaudan.com をご覧ください。
本件の問い合わせは
Peter Wullschleger, Givaudan Media and Investor Relations
T +41 22 780 9093
E peter_b.wullschleger@givaudan.com