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コミュニティ

原材料を調達し、事業を展開するコミュニティに暮らす人々の生活を改善する

当社の事業は、原材料を調達し、事業を展開するコミュニティなしには成り立ちません。当社との協働により、地域の人々に繁栄がもたらされるようにしたいと考えています。

CEOのジル・アンドリエが語る「コミュニティについて」をご覧ください。

地域社会のニーズに応え、世の中を善くするための力として当社は事業の専門知識を活用することにより、健康や教育、環境や農業の実践を支援するプロジェクトを通じて、人々の生活を向上させることができます。

ジボダン財団の活動は、ミラノのコミュニティ・ガーデン、英国ミルトン・キーンズのファミリー・ミール・ボックス、コロンビアの社会的弱者のための健康・栄養ワークショップなど、さまざまなプロジェクトを支援しています。これらはすべて、2030年までに原材料を調達し、事業を展開するコミュニティに暮らす多くの人々の生活を改善するという当社の目標を実現するための取り組みです。

パンデミック時にコミュニティを守る

2020年、世界的な新型コロナウイルス感染症の拡大は、当社のコミュニティ支援にかつてないほどの緊急性をもたらしました。感染拡大の当初から、当社は従業員を守るために、包括的な健康・安全対策を実施しました。2020年3月に、ジボダン社COVID-19 基金に100万スイスフランを超える寄付を行いました。2021年の時点でも、新型コロナウイルス感染症拡大の影響は世界中に及んでいました。この基金を通じて、従業員はパンデミックによって深刻な影響を受けているコミュニティの地元団体を支援するために急遽、歩み出ました。そして、2021年にはさらに50万スイスフランを割り当て、最も大きな影響を受けた人々へ配布しました。

2021年末には、世界137のコミュニティで10万人近くの人々を支援できるようになりました。私たちはこの危機を脱したわけではありませんが、コミュニティを維持することで、誰もが繁栄し続ける未来をより自信をもって描くことができます。

2030年は、自然素材や合成素材、間接材・サービス(IM&S)など、すべての原材料とサービスを、人と自然環境にやさしい方法で調達するという目標の期限でもあります。これは、持続可能な食料生産システムと回復力のある農業を奨励することから、フィールドチームを配置し、サイクル全体での透明性を図るためにサプライチェーンにおいて材料をマッピングすることまで、責任ある調達の実践に向けてこれまで行ってきた大きな変化を積み上げてきました。

持続可能な実践と暮らし

当社は、地元の小規模農家や中間業者、パートナーと直接協力して、私たちが拠り所とする、その多くは貴重な天然由来の原材料の供給を長期的に確保しています。当社のフィールドチームは、世界中の遠隔地にある調達地域に赴き、生産者との個人的な関係を大切にすることで信頼関係を築き、将来にわたり長期的に原材料を確保するために協力しています。また、当社の活動は、より安定した収入が得られるようにすることで、これらのコミュニティの生活向上にも貢献しています。チームが現場に行けないときは、直接サプライヤーと提携して調達モデルを改善することで、サプライチェーンに透明性と安定性をもたらしています。

グリーンチーム

さらに、社内の草の根活動であるグリーンチームでは、従業員によるグループに権限を与え、ジボダン社のサステナビリティとパーパス(存在目的)の目標達成を推進するために、各地域でそのための機会を明確にするとともに、ジボダン社全体では既存事業の持続可能性についての認識を高めて結果を出すことを奨励しています。その成果として、スペインのサンセローニにある事業所の洗浄工程では新しい溶剤の使用量を減らすとともに、年間100トンの廃棄物を削減し、129,000ユーロを節約しました。また、メキシコのクエルナバカでは森林再生プロジェクトを実施し、従業員により400本の植林が行われました。グリーンチームは、現場から現場へと成功事例を共有し、積極的に環境保護の姿勢を会社全体で推進することにより、組織全体へ影響力を及ぼしています。