ジボダン社、WBCSDと40社のメンバー企業とともに、「Vision 2050: Time to Transform」の立ち上げに参加

提言は、世界中の多くの人々が地球の限界の中で豊かな生活を送るためのビジョンを提示

2021年03月25日

ジボダン ジャパン株式会社(東京都品川区、代表取締役社長:ピーター・ツィンク)は、フレグランスとフレーバー業界のリーディングカンパニー、ジボダン社(スイス)が、持続可能な開発のための世界経済人会議(WBCSD)と、そのメンバーであるユニリーバ、ネスレ、ナチュラなど40社以上の企業とともに、「Vision 2050: Time to Transform(転換の時代)」の立ち上げに参加したと発表しました。

気候変動、自然破壊、格差の拡大という地球規模の3つの重要な課題に対応するため、「Vision 2050: Time to Transform」は、2050年までに90億人以上の人々が地球の限界の中で豊かに暮らすことができる世界を目指すという共通のビジョンを提示しています。

そのためには、必要なシステムの変革を最も効果的にもたらせるところに企業の行動を集中させた、スケールの大きな変革が求められます。また、迅速にインパクトを与えるためにこれまでにないレベルで協力することと、ビジネスリーダーには次の3つの考え方への転換が求められています。真の価値創造に報いる資本主義の再構築、長期的な回復力の構築への注力、害を及ぼさないことだけに留まらない再生的アプローチをとることです。

ジボダン社CEOのジル・アンドリエのコメント

「企業の長期的な成功は、取引を行う社会の繁栄と、私たち全員が存在できる健全な地球にかかっています。『Vision 2050: Time to Transform』は、今後10年間で変化を加速させる方法について、ビジネス界に意欲的な指針を示しています。これは、企業が顧客とともに成長し、世の中を善くする力として行動することで、グリーン経済の素晴らしい可能性を引き出す機会となります。私たちは、ビジネス界が一丸となって変革に取り組む中で、この刺激的なアジェンダの推進に貢献できることを光栄に思います。」

「Vision 2050: Time to Transform」の中心となるのは、「持続可能な開発目標(SDGs)」とパリ協定の目標に沿った9つの変革の道筋です。これらは、より持続可能で豊かな未来を確保するために、全業界の企業が取るべき実行可能な方法です。またこれらは、エネルギー、交通・モビリティ、生活空間、製品・素材、金融商品・サービス、コネクティビティ、健康・ウェルビーイング、水・衛生、食料といった、社会にとって不可欠な事業活動の分野を対象としています。

WBCSDプレジデント兼CEOのピーター・バッカー氏のコメント
「『Vision 2050: Time to Transform』は、明日が今日と同じようなものになるという考えで読むべきものではありません。これは、今すぐ始める変革のための提言であり、企業がどのように主導的な役割を果たすべきかを示しています。私たちには無駄にする時間はありません。このビジョンを達成するためには、これまで私たちが慣れ親しんできたものを全面的に変革する必要があります。エネルギーの脱炭素化が必要で、材料は循環型にする必要があります。また、食料は持続的かつ公平に生産され、健康的な食生活を提供する必要があります。」

「私たちの未来は変革にかかっています。成功の鍵の一つは、資本主義に対する考え方の転換です。私たちの経済システム、インセンティブ、グローバルな会計基準、資本市場の評価は、もはや企業の財務実績だけに基づいたものではありません。人や地球への影響を、成功の定義や企業価値の決定方法の一部として統合する必要があります。」


ジボダン社について  
ジボダン社は、テイスト&ウェルビーイング、フレグランス&ビューティにおける世界的なリーダーです。その歴史は250年以上にも及び、ジボダン社は長きにわたり香りと味を革新してきました。お気に入りの飲料や毎日の食事、高級な香水や化粧品、洗濯物のお手入れまで、その創造は感性を刺激し、世界中の多くの消費者を魅了しています。ジボダン社は存在目的に基づいた長期的な成長の達成に向けて取り組むとともに、人々と自然の幸せや健康を高める牽引役となることを目指しています。2020年度において全世界で16,000人を超える従業員を擁し、売上高は63億スイスフラン、売上高に対するフリー・キャッシュ・フロー比率は12.8%を達成しました。日本市場には1920年代に参入し、1973年にはジボダン ジャパン株式会社を設立、幅広く日本で事業を展開しています。詳しくは https://jp.givaudan.com/から、さあ、共に思い描きましょう

WBCSDについて
WBCSDは、持続可能な世界への移行を加速させるために、200以上の主要企業が協力して活動するCEO主導のグローバル組織です。WBCSDは、株主、環境、社会に最大限のプラスの影響を与えることに焦点を当て、メンバー企業の成功と持続可能性の向上を支援しています。WBCSDは、あらゆる業界とあらゆる主要経済圏のメンバー企業で構成されており、売上高を合算すると8.5兆米ドルを超え、従業員数は1,900万人にのぼります。約70カ国の法人からなるWBCSDの世界的なネットワークは、メンバー企業に世界中で比類のない広がりを提供しています。1995年以来、WBCSDは、メンバー企業と協力してバリューチェーンに沿って、あるいはバリューチェーン全体で最も困難な持続可能性の問題に影響を与えるビジネスソリューションを提供するというユニークな立場にあります。私たちはともに持続可能性を主導する企業の声であり、2050年までに90億人以上の人々が地球の限界の中で豊かに暮らす世界を目指すというビジョンで結ばれています。 https://www.wbcsd.org


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ジボダン社PR担当:株式会社インベスター・インパクト
トーマス R.ゼンゲージ
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携帯: 080-4599-5007
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井ノ口 裕子
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21/11/2024