
MyBloom:香りのエクスティマシーを表現する
MyBloomとは、「エクスティマシー」の価値観を初めて嗅覚を使った方法で解釈するという、わくわくするような新しいクリエイティブなビジョンです。詳細にわたる消費者調査と自由な創造性を組み合わせて生まれたMyBloomは、消費者が心からつながったと感じられるような、より本物志向のフレグランスを求める顧客の需要を満たすお手伝いをいたします。
MyBloomは「エクスティマシー」の定義を香りの観点から解釈したものです。つまり、新しいテクノロジーによってプライバシーな事柄とパブリックな事柄の相互依存性を促進し、私たちの体験や考え方、感情をさらに自然な方法で外に表すことが可能になったのです。これによって「インティマシー」(親密性)の輪が、私たちの内面的な生活を他の人と共有するというレベルに拡張されることになります。
ありのままの魅力
MyBloomの狙いは、フレグランスを身にまとう人の内面的な美しさを変えるのではなく、強調することで個性を輝かせることにあります。私たちは、実際の生活の中の親密な部分(インティマシー)を表現したいという消費者の欲求が存在することを発見しました。例えば自然に見えるメイクやノーメイクがメイクアップのトレンドを形成するように、親密さや内面性を反転させた概念を表現する特別な香りのアコードをコレクションとして調香することを目指しています。
香りをデザインする革命的なプロセス
私たちは、当社のパフューマーたちに自身の感情や経験を深く掘り下げてみるようにお願いしました。彼らに求めたことは、各自の香りの言語を吟味し、一切の制約を設けず、馴染みのない創作分野にまで探求の範囲を広げることでした。成分の完璧なバランスに到達するために、パフューマーは当社の最新のAIツール「Carto」を積極的に利用して創香に取り組みました。
> 人工知能を搭載した創香ツール「Carto」について詳しく読む

最も内面深くにある思いをフレグランスに変換し、パフューマーたちはそれぞれのパーソナルストーリーに忠実な香りを創り出しました。
これらの香りは、私たちが既に知っている特定の香調分類とそのままリンクするものではなく、光や感情の動き、肌触りと結びつきます。
このコレクションは、独特の香りのデザインを持っています。すなわち圧倒的な感覚刺激とは対照的な、空気中での存在感が特徴です。その香りはピュアでソフト、ミニマリストでヌーディ、自然で控えめ、さりげなくて力強いという特性を同時に持つものです。一言で表すならまさに「雰囲気」です。
「MyBloom」はジボダン社のクリエイティブなアプローチの転換点となるものです。流れを変える消費者から得たインサイトを起点とすることで、香りのエクスティマシーに対する未開拓のニーズを見出した私たちは、パフューマーたちに、『エクスティマシー』が彼らとって意味するものを内面から直感的に探させるために完全なる自由を与えました。そして、私たちは正しい表現と香りのデザインを見出すことに成功し、業界における考え方やものの作り方をあらゆる方面から揺るがしているのです。」
未来のフレグランス
新しい香りのパターンの追及も、消費者の行動の変化を反映しています。今や多くの人々が大きなインパクトで香りを際立たせなければならない店舗内ではなく、オンラインで香水を注文し、自宅で試します。香水の市場としての新しい地域や塗布方法なども、従来からの香水のデザイン手法に疑問符を投げかけます。
MyBloomは、我々の顧客に未開拓の香りのトレンドを発見し、新しい方法で消費者が心から共感できるような製品を創る機会を提供します。高級フレグランス創りのエキサイティングな章の幕開けです。