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消費者の嗜好を効率よく把握する方法

ジボダン社のフレーバー事業で重要なのは一般消費者です。したがって、局地的なものであれ広い地域に及ぶものであれ、調査を通じて消費者のトレンドを特定・明確化し、これを実証することが求められます。消費者のニーズを的確に把握するため、ジボダン社は質的・量的な面からさまざまな調査手法を開発してきました。その際に活用したのは、ジボダン社が開発した高性能なスマート・ツール(SmartTools)です。

情報からフレーバーを創りだすスマート・ツール(SmartTools)

お客様のためにフレーバーを創り出すことは科学にほかなりません。だからこそ、ジボダン社のフレーバー部門は人間が装置を直接操作して香りをかぐことができる、独自開発のハードとソフトの技術、スマート・ツール(SmartTools)を完成させました。このツールを使うことで、消費者情報をフレーバーと味づくりに必要な実用的なデータに変換することができます。

消費者志向のフレーバーづくり

当社のコンシューマーセンソリーインサイトチームは、スマート・ツール(SmartTools)を使い、フレーバーを創り出すプロセスに独自の優位性があります。当初、こうした技術は当社のフレーバリストがよりよいフレーバーを開発する目的だけに使われていました。しかし、ツールが進化し、より小型化するにつれ、消費者に直接に接して、その選好についての理解を深める過程でも活用できることが徐々に明らかになってきました。これこそ、まさにスマート・ツール(SmartTools)が今、行っていることです。消費者志向のフレーバープロファイルづくりを支援するスマート・ツール(SmartTools)により、お客様は、消費者ニーズに合ったブランドを立ち上げることができるようになりました。

メインとなるツールはヴァーチャル・アロマ・シンセサイザー(Virtual Aroma Synthesizer®(VAS))で、さまざまなサイズのものがあります。高性能かつ精密なVASはリアルタイムでフレーバーを作成できます。簡単な操作で短時間のうちにフレーバーを作成できるので、お客様がフレーバーづくりに参加して当社チームと共同作業を行うことも可能です。ミニVAS(MiniVAS)、さらに小型のハーフ・ミニVAS(Half-MiniVAS)の開発により小型化が進んだことで、持ち運びがしやすくなり、消費者テストの準備も容易になりました。 

SmartTools

バーチャル・アロマ・シンセサイザー( Virtual Aroma Synthesizer® (VAS))を使うことで、フレーバーに共通する特徴を発見しやすくなりました。例えば、レモンでは、スイスの消費者がレモンに期待する匂いは、スペインやイタリア、スウェーデン、あるいはサウジアラビアと同じなのか、レモンの香りに共通するパターンは一つしかないのか、あるいは消費者が自分の購入した製品に期待する体験には、その地域ならではの特徴があるのか。VASならば、各地域の消費者の協力のもと、様々な微妙な違いを把握することができるので、お客様はその結果を製品開発に反映させることができます。

北米の消費者を理解する

北米では、ジボダン社のコンシューマーセンソリーインサイトチームが、積極的な消費者理解にへのアプローチをとっており、確かな情報に裏打ちされた今後の見通しを、お客様にお伝えすることができるようになりました。官能に関する消費者インサイトについて考える際、当社はお客様の利用者に最も適したフレーバーの届け方を幅広い観点から検討します。この検討を行うには、様々な方法と、様々な尺度が必要です。この良い例に、テイスト・エッセンシャルズ(TasteEssentials®)ティー・プログラムがあります。当社の飲料チームが、北米ではお茶・ティーに大きな商機があると判断し、様々なお茶・ティーのフレーバーの適合度と魅力度を調べるため、700人を対象に大規模なオンライン調査を実施しました。このような調査を行うことで、トレンドを把握し、そして、何より重要なトレンドを生み出すお手伝いができます。

ギリシャヨーグルト・ブーム:ヨーグルトは北米でどのような進化を遂げているか

北米の消費者理解の良い例としてはほかに、乳製品分野、具体的には最近のヨーグルト市場の多様化が挙げられます。北米市場にギリシャヨーグルトが参入したことで、ヨーグルトを取り巻く環境が変わり、競争環境が生まれました。これを受けて、当社の北米コンシューマーセンソリーインサイトチームは、ヨーグルト選好を探る調査プログラムを立ち上げました。このプログラムでは、ヨーグルトについての主観的なディスカッションや、普通のヨーグルト、ライトタイプのヨーグルト、ギリシャヨーグルト、ライトタイプのギリシャヨーグルトを1セットとして対象者に渡して、試食していただく「テイスティング・デイ」などを実施しています。

こうした調査から、味、食感、風味、製品の品質のみならず、パッケージについてのインサイトを得ることができました。この結果を記録し、また、ギリシャヨーグルトを好む消費者向けの新フレーバーの開発でお客様が重視すべき点を提言としてまとめています。このようなインサイトにより、ジボダン社は、北米ヨーグルト市場におけるお客様との連携で、これまでよりも有利な立場に立つことができました。

消費者の選好を把握していることから、ジボダン社は、フレーバーの多様化をより総合的に模索し、消費者のターゲット層を絞り、彼らの望むフレーバーを商品化することができます。これにより、お客様と連携し、インサイトを提供して、これまでよりも早く製品を市場に投入し、業績向上のお手伝いをすることが可能になりました。